夏休みに入ったのに、子どもがなかなか勉強を始めない。
ゲームやスマートフォンを見ている姿を見て、
「いつになったら勉強するの?」
「夏休みの宿題は大丈夫?」
「受験生なのに、そんなことでいいの?」
と言いたくなることもあると思います。
保護者として心配になるのは当然です。
しかし、勉強を始められない中学生を、すぐに「やる気がない」と決めつけない方がよい場合があります。
勉強を始められない理由は、やる気だけではありません
中学生が動けなくなる理由として、よくあるのが次のような状態です。
何から始めればよいか分からない
夏休みの宿題、塾の課題、苦手単元の復習、受験勉強。
やることが多くなるほど、最初の一歩が分からなくなります。
大人から見ると「順番にやればよい」と思えることでも、本人の中では、すべてが大きなかたまりに見えていることがあります。
最初から全部やろうとしている
「今日は数学を勉強する」と決めても、数学のどこを、何ページ、何分するのかが決まっていなければ、なかなか始められません。
やることが曖昧なままだと、机に向かうこと自体が重くなります。
できないことを見つけるのが怖い
勉強を始めると、自分が分かっていないことに気づきます。
そのため、
「分からなかったら嫌だ」
「また間違えるかもしれない」
「やってもできないかもしれない」
という不安から、無意識に勉強を避けることもあります。
これは、単なる怠けとは少し違います。
「勉強しなさい」より、最初の行動を小さくする
勉強を始められないときは、長時間の計画を立てるよりも、最初の行動を具体的にすることが大切です。
例えば、
「数学を勉強しよう」ではなく、
数学のワークを開いて、最初の2問だけ解く
「英語を復習しよう」ではなく、
今日覚える英単語を5個だけ決める
という形です。
始める前から30分、1時間と考えると重くなりますが、5分程度の小さな行動なら、動き出せることがあります。
保護者の声かけも、少し変えてみる
「いつ勉強するの?」と聞かれると、本人も責められているように感じることがあります。
その代わりに、
「今日は、どこまでならできそう?」
「最初に何をするか、一つだけ決めようか」
「全部できなくても、始められたらいいよ」
と声をかけると、本人が考える余地が生まれます。
もちろん、何もしなくてよいという意味ではありません。
大切なのは、できなかったことを責め続けるのではなく、次にできる小さな行動を一緒に決めることです。
毎日少しずつ確認してくれる人がいると、動きやすくなる
中学生は、勉強の必要性を分かっていても、一人では続けられないことがあります。
そんなとき、
「今日は何をする?」
「昨日はどこまでできた?」
「できなかった分は、どう調整する?」
と、短時間でも毎日確認してくれる人がいると、勉強を始めるきっかけになります。
見張られているから勉強するのではありません。
自分のことを気にかけ、責めずに次の一歩を一緒に考えてくれる人がいる。
その安心感が、学習を続ける力になることがあります。
夏休みは、長時間勉強することよりも「毎日戻ること」
夏休みの勉強は、最初から完璧な計画を立てる必要はありません。
予定どおりにできない日があっても大丈夫です。
大切なのは、できなかったまま諦めるのではなく、
今日は何をするかを決め直し、もう一度勉強に戻ること
です。
夏休みに入ったのに勉強していないからといって、すぐに「やる気がない」と判断する必要はありません。
まずは、何が本人の動きを止めているのかを、一緒に整理してみてください。
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現在の学習状況や夏休みの課題を聞きながら、
- 何から始めればよいか
- どの教科を優先するか
- 一人で続けるために、どのような支えが必要か
を一緒に整理します。
無理に講座への入会をすすめる相談ではありません。
まずは、今のお困りごとをお聞かせください。


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