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孟子

梁恵王上 第五章

粱の恵王先生もご存知の通り、我が震の国は、以前は天下に並ぶもののないほど強い国であった。ところが、わしの代になってから、まず東の方では斉に敗れて、太子の申は捕まって死んでしまうし、西の方では秦に領地を 七百里も奪われ、そのうえ南の方では楚に...
孟子

梁恵王上 第四章

粱の恵王できることなら、ひとつ先生のお話をお聞きしたいものだが。孟子棍棒で人を殴り殺すのと刃物で斬り殺すのとでは何か違いがありましょうか。粱の恵王いや、殺すことに違いはない。孟子それでは、刃物で人を斬り殺すのと政治が悪くて死に追いやるのとで...
孟子

梁恵王上 第二章

孟子孟子が梁の恵王に、お目にかかった。王様ちょうど広いお庭の池のほとりに立たれ、大雁や小雁や大鹿や小鹿などを眺めながら言われた。粱の恵王賢者もこうしたものを見て楽しむのだろうか。孟子賢者であってこそ、はじめてこれらのものが楽しめるのです。賢...
孟子

粱恵王上 首章

孟子孟子がはじめて梁の恵王にお目にかかった。梁の恵王先生には千里もある道を厭わず、はるばるとお越し下さったからには、やはり我が国に利益を与えてくださるくださろうとのお考えでしょうな。孟子王様は、どうしてそう利益、利益とばかり口になさるのです...
言志四録

憤の一字

JUN現代語訳です。発憤するの憤の一字は、学びを進めるための最も必要な心のはたらきです。孔子の弟子の顔淵が「舜も自分も同じ人間ではないか。(なろうとする志さえあれば自分でも舜のような人物になれない道理はないはずだ。)」といったことは、まさに...
言志四録

天の自然の道はゆるやかに動く

JUN現代語訳です。天の自然の道はゆるやかにめぐり動き、社会の現象もゆるやかに変化するものです。この勢いはなるべくしてなる必至の勢いであり、この勢いは避けようとして避けられるものではなく、またこれを促して、速くしようとしてもできないものです...
言志四録

天を相手にする心

JUN現代語訳です。すべて事を行うには、天を相手にする心を持つことが必要です。人に示す気持ちがあってはいけません。JUN原文です。凡そ事を作すには、須らく天に事うるの心有るを要すべし。人に示すの念有るを要せず。『言志録』佐藤一斎JUNよみか...
言志四録

天を師とする

JUN現代語訳です。最上の人は宇宙の真理を師とし、その次の人は立派な人を師とし、さらにその次の人は経書を師とする。経書…儒教でとくに重視される文献の総称。五経(『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』)や四書(『大学』『論語』『孟子』『中庸...
言葉の力

志が欲を制す

自分の欲を抑えられないのは、志が固まっていないからだ。志さえ固まっていれば、欲など真っ赤に燃えている炉の上に落ちたひとひらの雪のように、すぐに消えてしまうだろう。志とは、それほどに自己を律する強い力をもつ。だからこそ、志を確立するための徹底...
言葉の力

学ぶということ

学問は何のためにするのか。それは、自分の信じる志を成し遂げるために決まっている。そして、その志は他人に言われて立てるのでは意味がない。自分の心の底から、熱く湧き出たものでなければならない。『言志録』佐藤一斎