吉田松陰

言葉の力

頭と心の関係

ご存知の通り、すべての人の心には善と悪が同居していて、その心がいいことも、悪いこともさせます。 では、”性善”というのはどんなものかと言えば、それは万人に生まれつき備わっているものですが、やむにやまれず「いいことをしたい!」と思ったとき、そ...
言葉の力

運が向かない人の考え方

壊そうとするから、壊されるのに、打ち負かそうとするから、打ち負かされるのに、人を見下すから、人から見下されるのに、そうとは気づかずに、苦しんでいる人は本当に多いものです。 そしてすべてを失いそうになってもなお、その原因を作ったのは自分自身な...
孟子

梁恵王上 第六章

孟子は粱の恵王の跡を継いで、位につかれた襄王にお目にかかった。御殿を退いてから、ある人に話された。 孟子 新しい王様は遠くから見ても、どうも王様らしさがさっぱりなく、近づいてお会いしても、またいっこうに威厳がない。初対面の挨拶もそこそこにい...
孟子

梁恵王上 第五章

粱の恵王 先生もご存知の通り、我が震の国は、以前は天下に並ぶもののないほど強い国であった。ところが、わしの代になってから、まず東の方では斉に敗れて、太子の申は捕まって死んでしまうし、西の方では秦に領地を 七百里も奪われ、そのうえ南の方では楚...
孟子

梁恵王上 第四章

粱の恵王 できることなら、ひとつ先生のお話をお聞きしたいものだが。 孟子 棍棒で人を殴り殺すのと刃物で斬り殺すのとでは何か違いがありましょうか。 粱の恵王 いや、殺すことに違いはない。 孟子 それでは、刃物で人を斬り殺すのと政治が悪くて死に...
孟子

梁恵王上 第二章

孟子 孟子が梁の恵王に、お目にかかった。王様ちょうど広いお庭の池のほとりに立たれ、大雁や小雁や大鹿や小鹿などを眺めながら言われた。 粱の恵王 賢者もこうしたものを見て楽しむのだろうか。 孟子 賢者であってこそ、はじめてこれらのものが楽しめる...
孟子

粱恵王上 首章

孟子 孟子がはじめて梁の恵王にお目にかかった。 梁の恵王 先生には千里もある道を厭わず、はるばるとお越し下さったからには、やはり我が国に利益を与えてくださるくださろうとのお考えでしょうな。 孟子 王様は、どうしてそう利益、利益とばかり口にな...
言葉の力

学ぶとは思い出すこと

思いやりとか優しさは、持つものではなく、思い出すものです。人を喜ばせようとするのは、善意ではなく、本能です。「本来の人間らしさ」を取り戻すために、私は学びます。 『覚悟の磨き方』超訳 吉田松陰 編訳 池田貴将
言葉の力

得を考えるのが損

結果はさまざまです。全力を出せたかどうか、それだけを振り返りましょう。正解なのは、それだけですから。 『覚悟の磨き方』超訳 吉田松陰 編訳 池田貴将
言葉の力

感情が人生

照れないこと、冷めた態度を取らないこと。もっと自分の感情に素直になりましょう。不幸を聞けば泣けばいいし、美しい景色を見れば、また泣けばいいのです。感情は表現すればするほど、受け取る力が強くなります。ありったけの心を動かして、人生を楽しもうじ...