悪い行為、あるいはいろんなレベルでの不正を行うべきではない。
道徳のためにではない。
誰かから叱られたり責められたり、あるいはあとになって仕返しを受けることを防ぐためでもない。
何らかの宗教的理由からでもない。不正を行なうのを避けるべきなのは、まずは自分の内心の平安、内心の幸福を傷つけないためだ。
その理由は、誰もがすでに感じている。
『人間的な、あまりに人間的な』ニーチェ
自分がなしたちっぽけな不正、たった一つの嘘のために、わたしたちの心には翳りができる。
穏やかな心の海に嵐が生まれる。
そして、澄みきった空気、明るい陽光がさまたげられてしまうからだ。
Views: 13
コメント