務本の学

この記事は約1分で読めます。
JUN
JUN

現代語訳です。

有子がいった。
「父母、兄や年長者を大切に思い、その人たちによく仕えるような人なら、目上の者に逆らうことを好む者はほとんどいない。目上の者に逆らうことを好まないのに、乱れを起こすことを好むような者は、めったにない。立派な人は、何事についても、末梢のことや形だけにとらわれないで、根本を把握するように努力する。根本のことをやっていれば、あとは自然に方法がわかってくるものだ。父母、兄や年長者を大切に思い、その人たちによく仕えることこそ、仁徳の根本だよ。」

JUN
JUN

語句の説明です。

仁の徳…孔子の考える最高の徳。人間の自然な愛情にもとづいたまごころの徳のこと。

JUN
JUN

原文です。

有子が曰わく、其の人と為りや、孝悌にして上を犯すことを好む者は鮮なし。上を犯すことを好まずして乱を作すことを好む者は、未だこれ有らざるなり。君子は本を務む。本立ちて道生ず。孝悌なる者は其れ仁の本たるか。

『論語』孔子
JUN
JUN

よみかたです。

ゆうしがいわく、そのひととなりや、こうていにしてかみをおかすことをこのむものはすくなし。かみをおかすことをこのまずしてらんをなすことをこのむものは、いまだこれあらざるなり。くんしはもとをつとむ。もとたちてみちしょうず。こうていなるものはそれじんのもとたるか。

Views: 5

コメント

タイトルとURLをコピーしました