借り物のマニュアル

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会食にはマナーというものがあるが、考え方や感じ方にもマナーがあると思うのはまちがいだ。
だから、ある事柄や出来事につてはこういう心情や考えを持たなければならないということは全然ない。
もちろん、周囲の人々に合わせる必要すらない。

世間の人々は、これこれのときはこう考え、こうふるまわなければならないという妙な公式をたくさん引っさげているが、そういう人はたんに借り物のマニュアルをこなしているにすぎない。
自分で感じ、自分で考えることをしない。
そういうふうに画一化した考え方や見方、態度で生きていたら、自分が生きていることにはならないだろう。

本当に自由に自分の人生を生きたいなら、世間に溢れている画一化した考えと態度からきっぱりと抜け出してしまうことだ。

『人間的、あまりに人間的な』 ニーチェ

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