完璧な人はいない

この記事は約1分で読めます。

昔から、上の者は自分は完全無欠だと考え、下の者も今のままで充分だと満足に思っておれば、事業の効果は顕れないものだ。
上の者が、自分は完全無欠だと思っていないからこそ、下の者の言葉にも耳を傾けることができる。
完全無欠だなどと自分が思っているから、人からその非を指摘されたり、自分の考えにはないことを言われると、すぐに怒りだしてしまう。
だから、学識があり、徳もある立派な人もそのような人は見限って、助けようとはしないものだ。

『南洲翁遺訓』西郷隆盛

Views: 10

コメント

タイトルとURLをコピーしました