裸の自分を見よ

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私たちは実に様々なものを持っている。
いや、たくさんのものを持っていると思い込んでいる。
それらが本当に自分のものだと思っているから、それらのものと自分との境目さえはっきりしなくなっているくらいだ。

だから一度、それらすべてを盗られてしまったと想像してみたまえ。
お金、家や土地、身寄りと友人たち、肩書き、仕事、名誉、若さ、健康、全てが奪いされたと。

すると、残るのはなんだろう。
誰も奪い去ることのできないこの自分に固有のものだ。
感性、能力、意欲、望み、まだまだたくさんある。

どうだろう、何もなくなったというのに、かえって豊かになったような気がしないだろうか。
それこそが、自分がこれから耕して行くべき肥沃な土壌なのだ。

『人間的な、あまりに人間的な』ニーチェ

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