言葉の力 当たり前なことにありがとう この広い世界、果てしない宇宙の中で、誰かと誰かとが出会う、出会って愛し合うなんてことは、なんという偶然、なんというありがたいことなのでしょうか。 「ありがたい」とは、じつは「在り難い」という意味です。そのようなことが存在することが難しい、難... 言葉の力池田晶子
言葉の力 自分を知ることから始めよう 自分についてごまかしたり、自分に嘘をついたりしてやり過ごすべきではない。自分に対してはいつも誠実であり、自分がいったいどういう人間なのか、どういう心の癖があり、どういう考え方や反応をするのか、よく知っておくべきだ。 なぜならば、自分をよく知... 言葉の力ニーチェ
言葉の力 自分だけでも善く生きる 私は考えるのです。私たちは、ひとりひとりは時代や社会のことなど気にする必要はない。人は、自分のことだけを思って生きればいい。ひどい時代、悪い社会の中だからこそ、自分だけは、私だけでも、善く生きよう、善い人間として、善い人生を全うしようと、そ... 言葉の力池田晶子
言葉の力 所有欲に征服されるな 所有欲は悪ではない。所有欲は働いて金を稼ぐことをうながし、その金銭によって人は充分な暮らしを送れるばかりか、人間的な自由と自立さえ得ることができる。 しかし、人が金銭を使っているうちはいいのだが、所有欲が度を過ぎるようになると、人を奴隷のよ... 言葉の力ニーチェ
言葉の力 いつかは死ぬのだから 死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう。時間は限られているのだから、チャンスはいつも今だ。嘆きわめくことなんか、オペラの役者に任せておけ。 『力への意志』ニーチェ 言葉の力ニーチェ
言葉の力 本当に生きるということ(3) 「生きて思う」ということは、彼にも君にも誰にとっても共通している、ものすごく当たり前なことじゃないか。この世の中には、当たり前のことよりも不思議なことは存在しないんだ。君は、自分が生まれて、いろいろ思って、あれこれ生きて、そしてやがて死ぬと... 言葉の力池田晶子
言葉の力 本当に生きるということ(2) 「本当にそう思う」ということと、「本当にそうである」ということとは、違うことだと覚えておこう。だって、間違ったことだって、自分がそう思っているのだから、「本当にそう思う」と思えるわけだ。でも、間違ったことを本当だと思ったって、間違ったことが... 言葉の力池田晶子
言葉の力 本当に生きるということ(1) 人は、何でも、「思う」ことができる。これは本当に不思議なことだ。これが自由の原点だ。人生はつまらないものだと思えば、人生はつまらないものになり、人生は素晴らしいものだと思えば、人生は素晴らしいものになる。何もかも思った通りになる。人生は、自... 言葉の力池田晶子
言志四録 憤の一字 JUN 現代語訳です。 発憤するの憤の一字は、学びを進めるための最も必要な心のはたらきです。孔子の弟子の顔淵が「舜も自分も同じ人間ではないか。(なろうとする志さえあれば自分でも舜のような人物になれない道理はないはずだ。)」といったことは、ま... 言志四録佐藤一斎
言志四録 天の自然の道はゆるやかに動く JUN 現代語訳です。 天の自然の道はゆるやかにめぐり動き、社会の現象もゆるやかに変化するものです。この勢いはなるべくしてなる必至の勢いであり、この勢いは避けようとして避けられるものではなく、またこれを促して、速くしようとしてもできないもの... 言志四録佐藤一斎