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言葉の力

完全な親なんか、人間の中には存在しない

考えてもごらん。君はもっと幼かった頃は、お父さんお母さんというのは、何でもできて何でも知っている全知全能の人みたいに思ってたかもしれないけど、そんなことあるわけないという当たり前のことについてだ。だって、君の親は、君が生まれることで、初めて...
言葉の力

人に何を見るか

どちらを選ぶか。あるいは、自分自身どちらの側の人間か。 他人の卑しさ、下劣さがよく目につく。他人の弱さやごまかしを敏感にとらえることが多い。他人の言動には何か思惑や裏があるはずだと自然に考える。 他人の中にある人間的高さを素直に感じとること...
言葉の力

自分の豊かさに気づけ

残念ながら、多くの人が知らなすぎる。自分が溢れるほど豊かだということを。 何にだってなれる。何だってできる。言葉のあやではなく、まったくそのとおりの意味で、現実として。 なれない、この状況ではなれそうもないと言うのは、まだ怠けたままで何もし...
言葉の力

好意は小さな花々

ふだんの生活の中で人にとって必要なものは好意である。好意的な眼差し、握手などのふれあい、気立てのよいつきあい。好意に溢れた話題やしゃべり方。 それらは確実にわたしたちの気分をよくし、多くのものを包み、信頼関係や親密さ、人間的な安心を日々育ん...
言葉の力

道徳は内側から湧く

道徳というものは、私たちに「これこれすべきである」と命じる。 その命令口調は、私たちの気分を害する。それどころか、反抗心さえ抱かせる。上から頭ごなしに強制されているような圧力を感じるからだ。 では、私たちに道徳は不要なのだろうか。いや、私た...
言葉の力

結果じゃない

大事なことは、なにを、どう手に入れるかではなく、どんな気持ちを感じたいかなのです。たとえ手に入れたものが、どれだけ美しくて広い家だとしても、住んでいる人がやさしい気持ちになれないのなら、それは貧しい人生です。 『覚悟の磨き方』超訳 吉田松陰...
言葉の力

ためて一気に吐き出す

時には不満に思うことや、納得のいかないこともあるでしょう。苦しい気持ちも、愚痴をこぼしたり、大騒ぎしたりしていれば、次第に楽になっていくものです。しかし、その先には「惰性」しかありません。簡単に「憂さ晴らし」はしないでください。憤りをかみ砕...
言葉の力

本当に幸せな人

幸せな人の心は二種類に分かれます。ひとつは、どれだけ貧しくて、厳しい状況に置かれても、いつもゆったりとした雰囲気でいて、決して他人を責めたり、自分の運を呪うことのない心です。もうひとつは、誰に対しても、まるで家族みたいに親切で、どこかで困っ...
言葉の力

やり切るまで手を離すな

たいていの人はまだ序の口で、いよいよこれからが本番だというときに、自分の田んぼを放置して、人の田んぼの雑草を取りたがるのです。人の田んぼの雑草を取るというのなら、まだいい方かもしれません。一番多いのは、人が懸命に草をとっている姿を傍観して、...
言葉の力

「格差」というのは

「今普通に生活できている」、これがどの程度のことを言うのか、私にはわかりません。「こんな程度」ということを、言うことができるとは思えません。三度の食事を食べられていても、もっといいものを食べている人がいると思うなら、それだけでその人にとって...