JUN
現代語訳です。
天の自然の道はゆるやかにめぐり動き、社会の現象もゆるやかに変化するものです。
この勢いはなるべくしてなる必至の勢いであり、この勢いは避けようとして避けられるものではなく、またこれを促して、速くしようとしてもできないものです。
事を為すにはタイミングがあります。機が熟すのを待つことが必要なときもあるでしょう。
JUN
原文です。
天道は漸を以て運り、人事は漸を以て変ず。
『言志録』佐藤一斎
必至の勢いは、之を卻けて遠ざからしむる能わず、又、之を促して速かならしむる能わず。
JUN
よみかたです。
てんどうはぜんをもってめぐり、じんじはぜんをもってへんず。
ひっしのいきおいは、これをしりぞけてとおざからしむるあたわず、また、これをうながしてすみやかならしむるあたわず。
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