曙光

毎日の小さな習慣の繰り返しが、慢性的な病気をつくる。それと同じように、毎日の心の小さな習慣的な繰り返しが、魂を病気にしたり、健康にしたりする。 たとえば、日に十回自分の周囲の人々に冷たい言葉を浴びせているならば、今日からは日に十回は周囲の人...

喜びや感動をひとしおのものにしたいのかい。だったら、まず必要とされるものは苦痛と困難だ。 苦痛がまったくないのならば、喜びには何の味もなくなってしまう。あるいは、そもそも喜びを感じなくなってしまうじゃないか。 『曙光』ニーチェ

自分は言葉をしゃべれるし、他人の言葉も理解できるし、自分の考えを言葉でちゃんと表現できると多くの人は思っている。 けれども、実際に使われている言葉は豊富とは言えない。それどころか、自分が持ち合わせている言葉しか使えない。その少ない言葉の範囲...

いつもここに事実がある。この事実に自分が直面している。そして,、この事実について自分がどう思うかということによって、この事実が初めて価値や色彩を持つ。 つまり、悪く考えるならば、事態は悪くなる。悪くなった事態をどうにかよくするのは簡単なこと...

自分についてごまかしたり、自分に嘘をついたりしてやり過ごすべきではない。自分に対してはいつも誠実であり、自分がいったいどういう人間なのか、どういう心の癖があり、どういう考え方や反応をするのか、よく知っておくべきだ。 なぜならば、自分をよく知...

自分とは違う考えの者よりも、自分と同じ考えを持つ者をよりいっそう尊重するようにと若者に教え込むと、その若者は確実にダメな人間になってしまう。 同じ意味で、群れること、頼ること、相手に合わせることを上等な価値として教え込むと、若者はすぐに自己...

自分自身と友人に対しては、いつも誠実であれ。敵に対しては勇気を持て。敗者に対しては、寛容さを持て。その他あらゆる場合については、常に礼儀を保て。 『曙光』ニーチェ

考えを言うとき、私たちは持ち合わせている言葉で表現する。言葉が少なく貧しいと、私たちの考えも少なく、貧しいと言える。 たくさんの言葉を知ることは、実は、たくさんの考えを持つことになる。たくさんの考えを持てば、より広く考えられることになるし、...