14歳からの哲学

言葉の力

友情 その1

自分が友達に本当に求めているのは何なのかということについて、一度ゆっくりと考えてみるといい。ただ一緒にワイワイやって面白いだけの友だちというのは、やっぱりそれだけのことであることが多い。本当に面白いのは、決してつまらなくならないのは、大事な...
言葉の力

理想と現実

しょせん現実はそんなもんだ、理想は理想にすぎないよ、そういう人も、最初は理想をもっていたに違いないんだ。その理想を持ち続けるのを途中でやめてしまったか、理想を実現する努力を怠けているか、その言い訳をしているだけなんだ。でも、努力を放棄された...
言葉の力

規則

規則というのは、自分の自由を規制する不自由なもの、と感じている人が多い。裏から言えば、多くの人の関心がそこにあるということだ。たとえば、とにかくお金に興味がある人に、「泥棒してはいけない」という法律は不自由だ。とにかくセックスに関心がある人...
言葉の力

言葉がなければ現実はない

しょせんは言葉、現実じゃないよ、という言い方をする大人を、決して信用しちゃいけません。そういう人は、言葉よりも先に現実というものがある、そして、現実とは目に見えるもののことである、とただ思い込んで、言葉こそが現実を作っているという本当のこと...
言葉の力

本当に生きるということ(3)

「生きて思う」ということは、彼にも君にも誰にとっても共通している、ものすごく当たり前なことじゃないか。この世の中には、当たり前のことよりも不思議なことは存在しないんだ。君は、自分が生まれて、いろいろ思って、あれこれ生きて、そしてやがて死ぬと...
言葉の力

本当に生きるということ(2)

「本当にそう思う」ということと、「本当にそうである」ということとは、違うことだと覚えておこう。だって、間違ったことだって、自分がそう思っているのだから、「本当にそう思う」と思えるわけだ。でも、間違ったことを本当だと思ったって、間違ったことが...
言葉の力

本当に生きるということ(1)

人は、何でも、「思う」ことができる。これは本当に不思議なことだ。これが自由の原点だ。人生はつまらないものだと思えば、人生はつまらないものになり、人生は素晴らしいものだと思えば、人生は素晴らしいものになる。何もかも思った通りになる。人生は、自...