ニーチェ

言葉の力

きみはどう生きるのか

すぐそこで、あることが行なわれている。 きみは、少し離れたところに立ち、傍観するのだろうか。 それとも、そこへ歩み寄り、みずからも手を下すのだろうか。 あるいは、目をそむけ、こっそり立ち去ろうとするのか。 今までのきみはどうだったろうか。 ...
言葉の力

行ないが人を築く

私たちの一つひとつの行ないが、私たち自身を新しく築き、いかようにも変えていく。 どんなことを考えるのか、何を選ぶのか、どういう感情を持つのか、何を信じるのか、何を恐れ、何を軽蔑するのか、何を偽るのか、何をするのか、あるいは何をしないことが多...
言葉の力

貧しい生き方をするな

君は強く大胆に生きとおす人だと思っていた。 それなのに、実際はどうだ。小さなことに腹を立てたり、くよくよ悩んだりしている。 さらにはできるだけ安全に生きようとして、今では節約や平穏が美徳の一種だと考えるようになってしまっている。 そういう生...
言葉の力

もっともっと成長しなさい

成長しなさい。高く高く、途中で満足などせずに、もっと、もっと高みへと成長しなさい。 人として、生きる者として、育ち続ける者として、もっと知識を広め、経験を深め、愛を重ね、苦難を引き受け、成長しなさい。 すると、よきものが何か眼に見えてくる。...
言葉の力

自分を知ることから始めよう

自分についてごまかしたり、自分に嘘をついたりしてやり過ごすべきではない。自分に対してはいつも誠実であり、自分がいったいどういう人間なのか、どういう心の癖があり、どういう考え方や反応をするのか、よく知っておくべきだ。 なぜならば、自分をよく知...
言葉の力

所有欲に征服されるな

所有欲は悪ではない。所有欲は働いて金を稼ぐことをうながし、その金銭によって人は充分な暮らしを送れるばかりか、人間的な自由と自立さえ得ることができる。 しかし、人が金銭を使っているうちはいいのだが、所有欲が度を過ぎるようになると、人を奴隷のよ...
言葉の力

いつかは死ぬのだから

死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう。時間は限られているのだから、チャンスはいつも今だ。嘆きわめくことなんか、オペラの役者に任せておけ。 『力への意志』ニーチェ
言葉の力

自分の道を行け

すでに誰かが、確立した道をたどるな。自分の道を行け。ただ茫然とした中に、自分の道を広く築け。そして、自分を自分自身が導いて、堂々と進むがいい。 『悦ばしい知識』ニーチェ
言葉の力

ずっと愛せるか

行為は約束できるものだ。しかし、感覚は約束できない。なぜなら、感覚は意志の力では働かないものだからだ。 よって、永遠に愛するということは約束できないように見える。しかし、愛は感覚だけではない。愛の本質は、愛するという行為そのものであるからだ...
言葉の力

人は変われる

いつのまにか自分自身を、形の決まった固い石のように思うのはよくない。自分という個性がすでに出来上がっていて、あとは外側に多少の変化があるくらいだと思うならば本当にそうなってしまう。 どんな歳になろうとも、人間は限りなく変わることができる。ま...