ニーチェ

言葉の力

道徳

私たちの道徳は、私たちの内側から自然に生まれる。それは、「私はこれこれしたいのだ」という自発的な道徳だ。 『生成の無垢』ニーチェ
言葉の力

自己変革のために

有能な人が自分の有能さを信じ、その有能さに頼りきっている限り、畢竟彼はそのままの大きさにとどまり、さらに自分の能力を拡げていくことが難しくなるだろう。しかし、彼が自分の中に潜んでいる至らなさ、もろもろの欠陥、不完全さ、未熟さ、ある種のいいか...
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持ち合わせの言葉

私たちはいつも自分が持ち合わせている言葉で考えを表現している。つまり、持ち合わせの言葉が貧しければ、表現も貧しくなっているし、考えや感情を本当は充分に表しているとは言えない。同時にまた、その言葉の質と量が自分の考えや心を決めてもいる。語彙の...
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泉は足下に

きみの立っている場所を深く掘り下げてみよ。泉はその足下にある。ここではない何処か遠くの場所に、見知らぬ異国の土地に、自分の探しているもの、自分に最も合ったものを捜そうとする若者のなんと多いことか。 実は自分の視線が一度も向けられたことのない...
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理想への道筋

理想というものをはるか遠くにある星のように自分と関係のないもののように眺めていて、自分が歩くべき道を知らないのは、悲惨な結果を生むことになる。悪くすれば、理想を持たずに生きる人よりも支離滅裂な生き方になってしまうことがあるからだ。 『善悪の...
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愛すること

愛するとは、自分とは全く正反対に生きている者を、その状態のままに喜ぶことだ。自分とは逆の感性を持っている人をも、その感性のままに喜ぶことだ。 愛を使って二人の違いを埋めたり、どちらかを引っ込めさせるのではなく、両者の違いのままに喜ぶのが愛す...
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おじけづいたら負ける

「ああ、もう道はない」と思えば、打開への道があったとしても、急に見えなくなるものだ。「危ないっ」と思えば、安全な場所はなくなる。「これで終わりか」と思い込んだら、終わりの入り口に足を差し入れることになる。「どうしよう」と思えば、たちまちにし...
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朝起きたら

一日をよいスタートで始めたいと思うなら、目覚めたときに、この一日のあいだに少なくとも一人の人に、少なくとも一つの喜びを与えてあげられないだろうかと思案することだ。その喜びは、ささやかなものでもかまわない。そうして、なんとかこの考えが実現する...
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豊かさは自分にある

同じ物を相手にしていても、ある人は一つか二つくらいのことしか、そこから汲みだすことができない。このことはふつう、能力の差だと思われている。しかし実は人は、その物から何かを汲みだしているのではなく、自分の中から汲みだしているのだ。その物に触発...
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心の生活習慣を変える

毎日の小さな習慣の繰り返しが、慢性的な病気をつくる。それと同じように、毎日の心の小さな習慣的な繰り返しが、魂を病気にしたり、健康にしたりする。 たとえば、日に十回自分の周囲の人々に冷たい言葉を浴びせているならば、今日からは日に十回は周囲の人...
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