『金言童子教』
江戸時代の中期(1716年)に勝田祐義さんが編纂した寺子屋の教科書。
和漢の金言名句を集めた語録集で、すべてを一行五言二句に書き換え、合計四百五十一行九百二句から成っています。
一語は千両に勝る その2
千両未だ貴しと為ず、一語は千両に勝れたり 『金言童子教』 せんきんいまだたっとしとせず、いちごはせんきんにすぐれたり 立派な人は千金を貴いものとはしないで、よい一語を得たならば大いに喜び、心に刻み行動の指針とするものです。
一語は千金に勝る その1
千金これを得易く、好語はこれを求め難し 『金言童子教』 処世上の手本とすべきすぐれた言葉は、千両のお金を得ることよりも求め難い。だから、すぐれた言葉を聞いたなら、大いに喜び、行動を改めよう。