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言葉の力

所有欲に征服されるな

所有欲は悪ではない。所有欲は働いて金を稼ぐことをうながし、その金銭によって人は充分な暮らしを送れるばかりか、人間的な自由と自立さえ得ることができる。 しかし、人が金銭を使っているうちはいいのだが、所有欲が度を過ぎるようになると、人を奴隷のよ...
言葉の力

いつかは死ぬのだから

死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう。時間は限られているのだから、チャンスはいつも今だ。嘆きわめくことなんか、オペラの役者に任せておけ。 『力への意志』ニーチェ
言葉の力

本当に生きるということ(3)

「生きて思う」ということは、彼にも君にも誰にとっても共通している、ものすごく当たり前なことじゃないか。この世の中には、当たり前のことよりも不思議なことは存在しないんだ。君は、自分が生まれて、いろいろ思って、あれこれ生きて、そしてやがて死ぬと...
言葉の力

本当に生きるということ(2)

「本当にそう思う」ということと、「本当にそうである」ということとは、違うことだと覚えておこう。だって、間違ったことだって、自分がそう思っているのだから、「本当にそう思う」と思えるわけだ。でも、間違ったことを本当だと思ったって、間違ったことが...
言葉の力

本当に生きるということ(1)

人は、何でも、「思う」ことができる。これは本当に不思議なことだ。これが自由の原点だ。人生はつまらないものだと思えば、人生はつまらないものになり、人生は素晴らしいものだと思えば、人生は素晴らしいものになる。何もかも思った通りになる。人生は、自...
金言童子教

一語は千両に勝る その2

千両未だ貴しと為ず、一語は千両に勝れたり 『金言童子教』 せんきんいまだたっとしとせず、いちごはせんきんにすぐれたり 立派な人は千金を貴いものとはしないで、よい一語を得たならば大いに喜び、心に刻み行動の指針とするものです。
金言童子教

一語は千金に勝る その1

千金これを得易く、好語はこれを求め難し 『金言童子教』 処世上の手本とすべきすぐれた言葉は、千両のお金を得ることよりも求め難い。だから、すぐれた言葉を聞いたなら、大いに喜び、行動を改めよう。
論語

務本の学

JUN 現代語訳です。 有子がいった。「父母、兄や年長者を大切に思い、その人たちによく仕えるような人なら、目上の者に逆らうことを好む者はほとんどいない。目上の者に逆らうことを好まないのに、乱れを起こすことを好むような者は、めったにない。立派...
論語

人生で最も豊かな楽しみ

JUN 現代語訳です。 孔子先生がおっしゃった。「一度学べば、それでわかったような気がする。しかし、実際には、よくわかっていないものだ。ところが、学んだことを折にふれて復習や練習をしてみると真の意味がわかってくる。体得できたわけだ。このとき...
孟子

梁恵王上 第六章

孟子は粱の恵王の跡を継いで、位につかれた襄王にお目にかかった。御殿を退いてから、ある人に話された。 孟子 新しい王様は遠くから見ても、どうも王様らしさがさっぱりなく、近づいてお会いしても、またいっこうに威厳がない。初対面の挨拶もそこそこにい...